月刊『望星』は2024年11月から『web望星』として再スタートを切りました。
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【特集】
都市に第二の森林を! 
―木造礼賛 その知恵と魅力を再発見―

木造といえば寺社仏閣というイメージがあります。風雪を耐え、古びた佇まいに魅せられる人は多いですね。いっぽう木造住宅となると、倒壊や燃えやすいといったことから敬遠されがちです。しかし専門家の話を聞けば、いいことがたくさんある。森林を育て、木材を活かして街に建築物をつくる。そんな 持続可能 なシステムを作ることは可能なのか。木造建築をとりまく環境や課題などを探ってみました。

シリーズ「教育ってなんだ?」第4回/西野博之さん

いじめ、不登校、非行――本来なら同じ歳の子たちと、遊びながら、学びながら、成長していく場である学校に深刻な問題が多発している。この事態をわかっていながら、ほぼ放置しているといっても過言でないのが日本社会だ。いまの学校教育制度は百五十年前にできた。それから起きた世の中の変化はすさまじいものがある。しかし学校教育制度は変わっていない。そこに多くの子どもたちを苦しめている原因があるのは間違いない。もちろん文部科学省にも公教育に変化をもたらそうという動きはある。だが、もう子どもたちを苦しめてはならない。もっと早く、もっと劇的に公教育を変えなくてはならない。苦しむ子どもたちに寄り添い、不登校になった子どもたちの居場所づくりをしてきた西野博之さんに、公教育をどう変化させたらいいのかを聞いた。

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編集部より

女房のお仙に「湯屋行ってくるぜ」と言ってひとっ風呂浴びる。ご存じ、江戸のシャーロック・ホームズこと神田三河町の半七親分。半七はとにかくよく湯屋へ行きます。「江戸はほこりっぽくていけねえ」のだそうです。岡本綺堂は詳しくは書いていませんが、おそらく半七はカラスの行水でしょう。今の銭湯とは形態が違うからなんとも言えませんが、ザブンと入って、パッと出る。そしてまたたくまに事件の謎を解く。 

町をそぞろ歩いて銭湯に寄る。ともに無産階級である友人とそんな遊びをしているのですが、よく喧嘩になります。友人は長い。ワタシは早い。「半七親分を見習え!」がワタシの口癖。しかし彼はヘラヘラと「ダラダラつかっているのが好きなんだよ」と、のたまう。 

ちぇ、それなら熱い湯なら長湯はできまいと、東京・大田区の「蒲田温泉」に連れ出しました。浴槽は三つあり、うち一つが「熱湯」。「熱湯に入んなきゃ、ここへ来たことにならないぜ」と言い渡したので、彼も渋々入ったのですが、猛烈な熱さに早々にギブアップ。ザマーミロ。次の回も同じ大田区の「明神湯」。城南地区ピカイチの銭湯で、三つの浴槽のうち二つが熱い。頑張ってるなと思った矢先、子ども向けの浴槽に移ってしまいました。 

散歩に銭湯、そして居酒屋で一杯。庶民はこれでもけっこうシアワセ感を持てるのです。けなげなんですね。多くの人がけなげ。そういう社会だと思います。で、何が言いたいかというと、けなげなんですが、たまには首相公邸でゴチになり、十万円ほどのお土産なんか貰ってみたい。そんな目にも逢ってみたい。富は分かち合いましょうよ。(石)


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