2025年6月– date –
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【望星インタビュー】山口敦子さん――海の生きものや生態系のこと、知りたい、知ってもらいたい!(前編)◎聞き手・編集部
魚類学者で長崎大学水産学部教授の山口敦子さん。子どものころから水の中の生きものに興味津々で、その思いは大人になっても尽きることがない。むしろ深まるばかりの興... -
【連載】詩のとびら◎マーサ・ナカムラ——第9回/「ねむりひめ」の気配 —榎本櫻湖「冬の旅」—
第9回 「ねむりひめ」の気配 —榎本櫻湖「冬の旅」— 寝室で詩を読むかわりに、童話「ねむりひめ」を声に出して読んでいた。 すべてが ねむった しろの ま... -
【連載】投稿の広場◎マーサ・ナカムラ——第19回
「投稿の広場」は、詩の投稿を募り、その一部をご紹介するコーナーです。選者は「詩のとびら」の著者である詩人のマーサ・ナカムラさん。今回は2025年3月10日から4月11... -
【ジャーナル】普通の人がレイシストに変身するとき(上)◎高橋幸春
この世界から、偏見、憎悪、差別がなくなることはないのだろうか。いま埼玉県の川口、蕨で起きている在日クルド人への攻撃では「奴らを殺せ」「皆殺し」といった、あま... -
【連載】子どもたちと話したい読書のこと◎島田潤一郎——第9回/運がいい
第9回 運がいい 自著のなかでも何度も書いてきたことだし、講演会では必ず口にすることであるが、ぼくは親しかった従兄が急逝し、そのことがきっかけで出版社をはじ... -
【連載】嗚呼ワンコイン・パラダイス──どうしてこんなに愉しいんだろう!◎岡崎武志 第21回/三畳一間の小さな下宿
第21回 三畳一間の小さな下宿 今年に入って続けざまに若い編集者と仕事をした。一人は1990年生まれの女性、もう一人はなんと2000年生まれでこちらは男性。後者を仮に... -
【ジャーナル】放浪詩人、高木護が見た昭和◎澤宮優――第1話
今年2025年は昭和でいうと百年に当たる。昭和前期、大正デモクラシーは軍部の台頭でかき消され、強烈な翼賛体制に行きついたあげく、壊滅的な敗戦へと向かった。戦後は... -
【フォトエッセイ】虫めづる奇人の回想◎小松貴――第77回/「キノコは美味い」までの道のり
第77回 「キノコは美味い」までの道のり 幼少の頃の私は野菜が大嫌いだったが、その延長線でキノコも食わず嫌いしていた。キノコが入っているというだけの理由で、私... -
【フォトエッセイ】草木を訪ねて三千里◎藤井義晴――第25回/温州ミカンの真実!
第25回 温州ミカンの真実! ニッコウキスゲ(日光黄菅)やハコネウツギ(箱根卯木)、イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)など、地名がついた植物がありま... -
【フォトエッセイ】星空をめぐる旅、そして物語◎永田絵美——第7回/春の夜空は宇宙の窓
第7回 春の夜空は宇宙の窓 草花が咲き、日ごとに日の入り時刻が遅くなってくると、春の星座が夜空を飾ります。 春の夜には北斗七星が北の空高くにのぼり、南...