BOOKS– 新刊紹介 –
新刊の紹介(書評)や著者インタビューなどを掲載するコーナーです。
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【BOOKS】原 聖 著/『ケルトとは何か』◎澤一澄
ケルトを通して、文化とは何かを探る 「幻の民ケルト人」というテレビドキュメンタリーが、1987年イギリスBBCによって制作、放送された。同じ年、日本のNHKでも放送され... -
【BOOKS】小笠原淳 著『台湾山地を愛した女 坂口䙥子の生涯と創作』◎佐藤康智
台湾への愛と葛藤を伝える 『サウダーヂ』では山梨県甲府を、『バンコクナイツ』ではタイとラオスを舞台に、現況に絡みつく歴史の〝根〟を洗うような映画を... -
【BOOKS】松場登美著/『とみとふく』◎松永裕衣子
人と犬がつくった理想の空間 島根県大田市大森町。かつて石見銀山の鉱山町として栄えた町には、銀山川沿いの谷間に2・8キロにわたって古い家並みが残り、重要伝... -
【BOOKS】岡野裕行 著『文学散歩の研究』◎佐藤康智
めざせ「文学散歩」マスター この前、小旅行の通りがけで、栃木県の足利駅に初めて降りた。するとホームに、聞き覚えのあるメロディーが流れた。 な、なつか... -
【BOOKS】新田理恵著/『無理せず回復する時間栄養学のきほん』◎松永裕衣子
あなたは「いつ、何を、どのように」食べていますか? 同じ内容と量の食事をとっていても、食べる時間帯や順番によって効果が大きく異なることは、いまではよく知られ... -
【BOOKS】谷口幸男訳 伊藤尽/小澤実 監修/『完全版 エッダ 古代北欧歌謡集』◎澤一澄
日本にさまざまな影響を与えてきた北欧神話集 『完全版 エッダ 古代北欧歌謡集』のもとになった『エッダ 古代北欧歌謡集』は、1973年にドイツ語学、ドイツ文学、北欧... -
【BOOKS】作・松下隼司 絵・オクダサトシ『がっこうとコロナ』◎松下隼司
あの三年間で、本当に学んだこと 公立小学校教諭の私が(教員23年目、二児の父親)、絵本「がっこうとコロナ」を出版しました。コロナ禍、子どもたちの学校生活を描い... -
【BOOKS】更地郊 著『粉瘤息子都落ち択』◎佐藤康智
限りなく大雨に近いマウンテンデュー 2025年、すばる文学賞を受賞した小説である。 粉瘤[ふんりゅう]とは、皮膚の裏に老廃物が溜まったできもののこと。択[... -
【BOOKS】尹生花著/『臓活足浴』◎松永裕衣子
効果絶大! 今日から足浴を 五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを整え、活性化させる「臓活」という言葉を世に広めた中医学博士の尹[いん]さんが、なぜとくに足浴が... -
【BOOKS】ウンベルト・エーコ著 河島英昭/河島思朗 訳/『薔薇の名前 完全版』(上下)◎澤一澄
挫折した人は再チャレンジを 『薔薇の名前』。ウンベルト・エーコの書いた小説よりも、ショーン・コネリー主演の映画で知った人も多いだろう。まさにはまり役だった。小... -
【BOOKS】いとうせいこう・みうらじゅん著/『見仏記 三十三年後の約束』◎佐藤康智
友情の本願since1992 いとうせいこうと、みうらじゅんが、日本各地、ときにアジア各地の寺々に赴き、仏像を拝観してまわるのが『見仏記』シリーズである。道中... -
【BOOKS】堀田孝之著/『こども天風哲学』◎松永裕衣子
〝心の元気〟こそが、すべての源 明治生まれの思想家・中村天風先生こと中村三郎氏は、自らの死病を克服してインドで体得・確立した「心身統一法」を世に広めた... -
【BOOKS】小森真樹著/『歴史修正ミュージアム』◎澤一澄
本当の意味での歴史修正とは アメリカのトランプ大統領は去年の就任後、前政権まで進めていたDEI政策〔Diversity(多様性)、Equity(公正性)、Inclusion(包摂性)... -
【BOOKS】小川晋著/『トラック野郎 50年目の爆走讃歌』◎佐藤康智
東映東京撮影所という交差点 〝一番星〟こと星桃次郎(菅原文太)が、〝やもめのジョナサン〟こと松下金造(愛川欽也)と、11トンと4.5トン、派手に飾ったデコト... -
【BOOKS】ペン編集部 編/『Pen BOOKS みんなの谷川俊太郎。』◎松永裕衣子
2歳にも90歳にもなることができた詩人 ダークグレーのシンプルなセーターに身を包み、柔和な笑みを浮かべたおなじみの谷川俊太郎さんの横顔が本書の表紙を飾る。タイ... -
【BOOKS】オマル・ハマド著 最所篤子 編訳/『オマルの日記 ガザの戦火の下で』◎澤一澄
一人の青年の投稿が伝えるガザの現実の前に…… 「選んだわけじゃないのにそこに生まれたというだけで、誰も耐えられないような物事に耐えさせられる。僕は人生で苦しみと... -
【BOOKS】道又力著/『作家がスターだった時代 文春文士劇の45年』◎佐藤康智
もしもこの世が文士劇の舞台なら、編集者は誰がやるのだろう 「この世はこの世、ただそれだけのものと見ているよ、グラシャーノー――つまり舞台だ、誰も彼もそこでは一役... -
【BOOKS】谷川俊太郎 著/『世界が問いである時 答えるのは私だけ』◎松永裕衣子
詩人が「世界」と言うとき、それは……? 詩人の谷川俊太郎さんが亡くなって、この11月でちょうど1年が経つ。没後半年を経た今年5月、東京都内のホテルで催された... -
【BOOKS】高田大介著/『図書館の魔女 霆ける塔』◎澤一澄
モデルとなった国に思いをめぐらすのも楽しい 『図書館の魔女』『図書館の魔女 烏の伝言』『図書館の魔女 高い塔の童心』に続くシリーズ第四作。『烏の伝言』『高... -
【BOOKS】瑞 佐富郎著/『10・9プロレスのいちばん熱い日』◎佐藤康智
プロレス的な、あまりにプロレス的な 日本の戦後史、みたいな本を読んでいて、学生運動の時代にさしかかり、「10・8」(1967年の第一次羽田闘争)、「10・21」... -
【BOOKS】沢田俊子 著/『サバンナで野生動物を守る』◎松永裕衣子
〝異次元〟をガイドする仕事 南アフリカ共和国で、日本人女性唯一のサファリガイドとして働く太田ゆかさん。彼女の活躍についてはネット上はもちろん、テレビやラジオ... -
【BOOKS】矢野利裕著/『「国語」と出会いなおす』◎佐藤康智
「国語」と「文学」の雪解けにむけて 歳をとると、昨日読んだ本の内容すら忘れがちになる。のに、若い頃に読んだ本の内容は、いまだ忘れられず、脳にこびりついている... -
【BOOKS】アーナルデュル・インドリダソン著 柳沢由実子 訳/『黒い空』◎澤一澄
悪事も子どもの悲しみをも描くアイスランドのミステリー アイスランドのレイキャヴィーク警察犯罪捜査官エーレンデュル・シリーズ八作目。残念ながら、寡黙で粘り強い... -
【BOOKS】小林貞夫 著・小林奈々 絵/『今日誰かに話したくなる野菜・果物学』◎松永裕衣子
それはなぜ誕生し、私たちの口に入るようになったのか? 私たちが日ごろよく目にする草花、日々何げなく口にしている野菜や果物にも、思いがけない性質や背景があるこ... -
【BOOKS】和田傳著/『和田傳短編集【令和版】第一巻 少年少女に贈る五つの物語』◎松永裕衣子
土の匂いがするような、懐かしく素朴な物語 半世紀におよぶ作家生活のなかで、一貫して土に生きる人々の生活を書き続けた農民文学者・和田傳[つとう]。本短編... -
【BOOKS】滝口悠生著/『たのしい保育園』◎佐藤康智
〝子をめぐる記録〟をめぐる記録 保育園児の「ももちゃん」と、文筆業を営む父親との日々が、当人たち、母親、保育士、パパ友、近所の人など、いくつかの視点か... -
【BOOKS】パーシヴァル・エヴェレット著 木原善彦 訳/『ジェイムズ』◎澤一澄
『ハックルベリー・フィンの冒険』をひっくり返す!? 全米図書賞・ピュリツァー賞ほか数々の賞を受賞した、2024年のアメリカ文学界の話題小説。マーク・トウェインがア... -
【BOOKS】伊藤裕著/『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』◎松永裕衣子
なんと、臓器は若返る! 老化の原因を探り、健康長寿をめざす〝アンチエイジング〟医学。本書は日本抗加齢医学会の理事も務める内科医が臓器若返りの方法につい... -
【BOOKS】梶原阿貴著/『爆弾犯の娘』◎佐藤康智
人生の不思議な導火線 1971年は日本で爆弾事件が激増した年だった。立花隆『中核VS革マル』によると、「この年、六十二件の爆弾事件があり、三百三十六個の爆弾が発... -
【BOOKS】ブレイディみかこ 著/『SISTER “FOOT” EMPATHY』◎澤一澄
世直しは〝共感力〟あってこそ タイトル『SISTER “FOOT ” EMPATHY』は、「シスターフッド」――女性同士のつながりや絆のことに「フット(足)」をかけて、足もと... -
【BOOKS】茨木のり子著/『歳月』◎松永裕衣子
この詩集でしか出会えない、茨木のり子の胸中 強く優しく、凛とした佇まいの詩人、茨木のり子さん。彼女が生涯変わらぬ愛情を注いだのが、二十三歳で結婚して以来、二... -
【BOOKS】樋口尚文著/『砂の器 映画の魔性』◎佐藤康智
「紙吹雪の女」はいかに撮られたか 松本清張の小説『砂の器』は、これまで何度も映像化されているが、本書が取り上げるのは野村芳太郎監督による1974年公開の映...
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