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【BOOKS】谷川俊太郎 著/『世界が問いである時 答えるのは私だけ』◎松永裕衣子
詩人が「世界」と言うとき、それは……? 詩人の谷川俊太郎さんが亡くなって、この11月でちょうど1年が経つ。没後半年を経た今年5月、東京都内のホテルで催された... -
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【BOOKS】高田大介著/『図書館の魔女 霆ける塔』◎澤一澄
モデルとなった国に思いをめぐらすのも楽しい 『図書館の魔女』『図書館の魔女 烏の伝言』『図書館の魔女 高い塔の童心』に続くシリーズ第四作。『烏の伝言』『高... -
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【BOOKS】瑞 佐富郎著/『10・9プロレスのいちばん熱い日』◎佐藤康智
プロレス的な、あまりにプロレス的な 日本の戦後史、みたいな本を読んでいて、学生運動の時代にさしかかり、「10・8」(1967年の第一次羽田闘争)、「10・21」... -
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【BOOKS】沢田俊子 著/『サバンナで野生動物を守る』◎松永裕衣子
〝異次元〟をガイドする仕事 南アフリカ共和国で、日本人女性唯一のサファリガイドとして働く太田ゆかさん。彼女の活躍についてはネット上はもちろん、テレビやラジオ... -
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【BOOKS】矢野利裕著/『「国語」と出会いなおす』◎佐藤康智
「国語」と「文学」の雪解けにむけて 歳をとると、昨日読んだ本の内容すら忘れがちになる。のに、若い頃に読んだ本の内容は、いまだ忘れられず、脳にこびりついている... -
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【BOOKS】アーナルデュル・インドリダソン著 柳沢由実子 訳/『黒い空』◎澤一澄
悪事も子どもの悲しみをも描くアイスランドのミステリー アイスランドのレイキャヴィーク警察犯罪捜査官エーレンデュル・シリーズ八作目。残念ながら、寡黙で粘り強い... -
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【BOOKS】小林貞夫 著・小林奈々 絵/『今日誰かに話したくなる野菜・果物学』◎松永裕衣子
それはなぜ誕生し、私たちの口に入るようになったのか? 私たちが日ごろよく目にする草花、日々何げなく口にしている野菜や果物にも、思いがけない性質や背景があるこ... -
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【BOOKS】和田傳著/『和田傳短編集【令和版】第一巻 少年少女に贈る五つの物語』◎松永裕衣子
土の匂いがするような、懐かしく素朴な物語 半世紀におよぶ作家生活のなかで、一貫して土に生きる人々の生活を書き続けた農民文学者・和田傳[つとう]。本短編... -
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【BOOKS】滝口悠生著/『たのしい保育園』◎佐藤康智
〝子をめぐる記録〟をめぐる記録 保育園児の「ももちゃん」と、文筆業を営む父親との日々が、当人たち、母親、保育士、パパ友、近所の人など、いくつかの視点か... -
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【BOOKS】パーシヴァル・エヴェレット著 木原善彦 訳/『ジェイムズ』◎澤一澄
『ハックルベリー・フィンの冒険』をひっくり返す!? 全米図書賞・ピュリツァー賞ほか数々の賞を受賞した、2024年のアメリカ文学界の話題小説。マーク・トウェインがア...
