-
BOOKS
【BOOKS】和田傳著/『和田傳短編集【令和版】第一巻 少年少女に贈る五つの物語』◎松永裕衣子
土の匂いがするような、懐かしく素朴な物語 半世紀におよぶ作家生活のなかで、一貫して土に生きる人々の生活を書き続けた農民文学者・和田傳[つとう]。本短編... -
BOOKS
【BOOKS】滝口悠生著/『たのしい保育園』◎佐藤康智
〝子をめぐる記録〟をめぐる記録 保育園児の「ももちゃん」と、文筆業を営む父親との日々が、当人たち、母親、保育士、パパ友、近所の人など、いくつかの視点か... -
BOOKS
【BOOKS】パーシヴァル・エヴェレット著 木原善彦 訳/『ジェイムズ』◎澤一澄
『ハックルベリー・フィンの冒険』をひっくり返す!? 全米図書賞・ピュリツァー賞ほか数々の賞を受賞した、2024年のアメリカ文学界の話題小説。マーク・トウェインがア... -
BOOKS
【BOOKS】伊藤裕著/『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』◎松永裕衣子
なんと、臓器は若返る! 老化の原因を探り、健康長寿をめざす〝アンチエイジング〟医学。本書は日本抗加齢医学会の理事も務める内科医が臓器若返りの方法につい... -
BOOKS
【BOOKS】梶原阿貴著/『爆弾犯の娘』◎佐藤康智
人生の不思議な導火線 1971年は日本で爆弾事件が激増した年だった。立花隆『中核VS革マル』によると、「この年、六十二件の爆弾事件があり、三百三十六個の爆弾が発... -
BOOKS
【BOOKS】ブレイディみかこ 著/『SISTER “FOOT” EMPATHY』◎澤一澄
世直しは〝共感力〟あってこそ タイトル『SISTER “FOOT ” EMPATHY』は、「シスターフッド」――女性同士のつながりや絆のことに「フット(足)」をかけて、足もと... -
BOOKS
【BOOKS】茨木のり子著/『歳月』◎松永裕衣子
この詩集でしか出会えない、茨木のり子の胸中 強く優しく、凛とした佇まいの詩人、茨木のり子さん。彼女が生涯変わらぬ愛情を注いだのが、二十三歳で結婚して以来、二... -
BOOKS
【BOOKS】樋口尚文著/『砂の器 映画の魔性』◎佐藤康智
「紙吹雪の女」はいかに撮られたか 松本清張の小説『砂の器』は、これまで何度も映像化されているが、本書が取り上げるのは野村芳太郎監督による1974年公開の映... -
BOOKS
【BOOKS】阿部恭子著『近親性交―語られざる家族の闇』◎池上正示
「親・きょうだい」は暴力装置にもなる 地方の町で、二十七歳の青年が同じ歳の男性を刺殺した。加害者Aと被害者Bは高校まで一緒で、Aは大学卒業後、父が... -
BOOKS
【BOOKS】ハン・ガン著 井手俊作 訳/『少年が来る』◎澤一澄
光州事件で少年は何を見たのか 2024年のノーベル文学賞は、韓国の小説家ハン・ガンが受賞した。選考委員会は「ハン・ガン氏の力強く詩的な散文体の文章は歴史的...
