第42回 色気一番で生きてます 見ても食べてもよしの草 ハゼラン
夕方3時頃に咲き始めるハゼランは、別名三時草[さんじそう]とも呼ばれていて、野生化している群落に近づいて見ると小さいピンクの花がとても可愛い。
明治のころ、熱帯アメリカから入ってきたと言われるハゼラン。地味すぎて花屋さんには並ばないけど、なぜか心の琴線に触れる。食用になるって最近知って、試したよ。
まずはお味噌汁。葉っぱは湯がいても濃い緑のままで、お椀の中で主張してます。
次に野菜炒め。炒めても葉は濃い緑のままで、器に盛るといっそう鮮やかに見える。
色が特長のハゼランの味にクセは無いと思う。
「鮮やか一番、お味は二番」 栄養的なことは知りません。
絵と文・ヒットペン(イラストレーター)
Hitpen
ひっとぺん 島根県出身。イラストレーターになりたいデザイナー。それでも、イラストを描いている比率が半分を超えました。嬉しい限りです。ベランダでガーデニングやってます。用もないのにベランダに出ています。朝食は、もちろんベランダで食べます。だらだらした性格で、締め切りが無いと木の鉢を作ったり、切れなくなった包丁を研いだりしています。柿が好きで、むいた皮が1本になった日は良い日です。干して1週間の吊るし柿が美味しいので、今年も渋柿を手に入れたい!