
【特集】
都市に第二の森林を!
―木造礼賛 その知恵と魅力を再発見―
木造といえば寺社仏閣というイメージがあります。風雪を耐え、古びた佇まいに魅せられる人は多いですね。いっぽう木造住宅となると、倒壊や燃えやすいといったことから敬遠されがちです。しかし専門家の話を聞けば、いいことがたくさんある。森林を育て、木材を活かして街に建築物をつくる。そんな 持続可能 なシステムを作ることは可能なのか。木造建築をとりまく環境や課題などを探ってみました。
シリーズ「教育ってなんだ?」第3回/吉原毅さん
経済人、実業家であり、麻布学園理事長、千葉商科大副学長として教育界にもかかわる吉原毅さんに、今の日本の教育が抱える問題点を聞いた。本当の学問とは? 詰め込み偏差値教育の害悪、金儲け至上主義がもたらした社会の衰退――日本社会は教育のありかたを変えることはできるのだろうか。
フォトエッセイ
-
【フォトエッセイ】草木を訪ねて三千里◎藤井義晴――第21回/最も賢い植物、それはつる植物だった
第21回 最も賢い植物、それはつる植物だった 進化論で有名なチャールズ・ダー… -
【フォトエッセイ】虫めづる奇人の回想◎小松貴――第73回/サギ山とムシとヒトと
第73回 サギ山とムシとヒトと 私の家から遠くない場所に、サギが集まって繁殖す… -
【フォトエッセイ】日本の包み紙 Collection◎上ヶ島オサム――第10回/キャンディの包み紙
第10回 キャンディの包み紙 煮詰めた砂糖を再結晶化させた菓子キャンディ(cand… -
【フォトエッセイ】星空をめぐる旅、そして物語◎永田絵美——第3回/私のミッション
第3回 私のミッション 私は、地球に生まれた誰もがミッションを持って生きてい…
望星インタビュー
ジャーナル
連載
-
【連載】子どもたちと話したい読書のこと◎島田潤一郎 ——第5回/組織のなかで
-
【不定期連載】積読戦士ツンドくん◎大石トロンボ—— 第5話/図書館という存在
-
【連載】嗚呼ワンコイン・パラダイス──どうしてこんなに愉しいんだろう!◎岡崎武志 第17回/食う寝るところに住むところ
-
【連載】大草原のつむじ風◎大西夏奈子 ——第74回/モンゴルでテレビ番組をつくる
-
【連載】鶴くん亀くん◎みなみしんぼう——第23回/なんぞと聞けば
-
【連載】続・マタギの村から◎大滝ジュンコ――第47回/雪下ろしはオモヤミ案件だ
-
【連載】トイレ事情を歩く◎石川未紀(世界共通トイレをめざす会) 第4回/常識を打ち破れ? 古今東西のトイレを学ぶ
-
【連載】「ラディカルな潤沢」生活——ボクの「構想」と「実行」 ◎ヒットペン 第45回/月に一回手作り朝市 楽しいお遊びお店屋さん
BOOKS

これまでの各号の目次や立ち読み記事、歌壇・俳壇、書籍案内などを掲載しています。
編集部より
1月28日に起きた埼玉県八潮市の道路陥没事故。痛ましいのひとことです。救出も復旧もままならない。「国際救助隊、国際救助隊、応答せよ」と言いたくなりました。1960年代の後半、テレビ放映された英国の人形劇『サンダーバード』。世界各地で発生した事故や災害に、孤島の基地からジェット機やロケットなどで瞬時に駆けつけ、救助を成功させる秘密の組織です。
以前、作家で長野県知事、国会議員も務めた田中康夫さんが、「国際救助隊構想」を打ち出したことがあり、私も「そうだ、そうだ」と思いました。20世紀が戦争の世紀なら、21世紀は気象の大変化もあって災害の世紀かもしれません。国境を越えた国際救助隊を創設する意義は大いにあると思います。
道路の陥没は、今の日本を象徴する事故のように見えます。社会の底が抜けてしまった。子どもたちが苦しむ教育制度や、富の偏在が生む格差拡大、先進国から大きく遅れる人権意識などなど。明るい未来が描けない。国際救助隊は助けに来てはくれません。(石)

1970年の創刊から2020年までの月刊『望星』の誌面をすべて収録したアーカイブ。過去の全記事が簡単な操作でお読みいただけます。会員登録(有料)が必要です。(現在準備中です)
インフォメーション
各展覧会、催しに招待券を用意しています。ふるってご応募ください。

