2025年– date –
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【BOOKS】ハン・ガン著 井手俊作 訳/『少年が来る』◎澤一澄
光州事件で少年は何を見たのか 2024年のノーベル文学賞は、韓国の小説家ハン・ガンが受賞した。選考委員会は「ハン・ガン氏の力強く詩的な散文体の文章は歴史的... -
【info】特別展「江戸☆大奥」
大奥といえば、選ばれた才色兼備な女性たちが、豪華絢爛で美麗を尽くした衣装をまとい、広い江戸城で優雅に暮らす様子を思い浮かべることが多いだろう。将軍の妻であ... -
【info】特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyond
人類は今、かつてない宇宙探査の時代を迎えている。人類がはじめて月面着陸したアポロ計画からおよそ半世紀。再び月に宇宙飛行士を送り、将来的に火星の有人探査を行... -
【info】『ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの―「民藝」から現代まで』
多くの場合、陶芸作品の表面は、豊かな色調や質感で構成されている。釉薬や顔料を重ねることで表れる光沢や発色は、やきもの特有の物質的な美しさといえるだろう。一... -
【info】『Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし』
今も昔も人々を魅了する猫は、美術や文学においても盛んに表現されてきた。古くは平安時代の『源氏物語』の中に宮廷で愛される猫が登場している。江戸時代になると猫... -
【info】『スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで』
スウェーデンの首都ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館は、1792年に開館したヨーロッパで最も古い美術館の一つ。スウェーデン王家が収集した美術品をコレク... -
【info】『藤田嗣治 絵画と写真』
藤田嗣治(1886~1968)は、乳白色の下地に描いた絵画で世界的に知られるエコール・ド・パリを代表する画家。そんなフジタの芸術を「写真」をキーワードに再考する展... -
【info】『野口哲哉 鎧を着て見る夢 –ARMOURED DREAMER-』
箱根にある彫刻の森美術館では、現代の新しい創作表現を紹介するシリーズの第9回として、「野口哲哉 鎧を着て見る夢 –ARMOURED DREAMER–」を開催する。 「鎧と人間... -
【望星インタビュー】山口敦子さん――海の生きものや生態系のこと、知りたい、知ってもらいたい!(前編)◎聞き手・編集部
魚類学者で長崎大学水産学部教授の山口敦子さん。子どものころから水の中の生きものに興味津々で、その思いは大人になっても尽きることがない。むしろ深まるばかりの興... -
【連載】詩のとびら◎マーサ・ナカムラ——第9回/「ねむりひめ」の気配 —榎本櫻湖「冬の旅」—
第9回 「ねむりひめ」の気配 —榎本櫻湖「冬の旅」— 寝室で詩を読むかわりに、童話「ねむりひめ」を声に出して読んでいた。 すべてが ねむった しろの ま...