大奥といえば、選ばれた才色兼備な女性たちが、豪華絢爛で美麗を尽くした衣装をまとい、広い江戸城で優雅に暮らす様子を思い浮かべることが多いだろう。将軍の妻である御台所(正室)や側室、そこに仕える女中たちの序列が整えられ「大奥」と称されるようになったのは四代将軍徳川家綱の時代だが、その礎を築いたのは三代将軍徳川家光の乳母として強い影響力を持った春日局(斎藤福)だった。
厳格な制度としきたりの中、徳川家の存続のために将軍の世継ぎを産み育て上げるという、親族あげての期待とプレッシャーの中での生活は、想像するような華やかで美しい側面だけではなかったことだろう。歴代の御台所と、それを支える女中の歴史を見ると、徳川将軍家という大きな権力の狭間に生きてきた女性たちの栄枯盛衰が見えてくる。
その一方、規則に縛られ、閉ざされた生活の中で、大奥の女性たちはそれぞれの人生における喜怒哀楽を享受してきた。本展では、娯楽小説や芝居、ドラマなどで描かれてきた想像の世界とは異なる、知られざる大奥の真実を、遺された歴史資料やゆかりの品を通して紹介する。

※会期中、展示替えがあります。
【会期】開催中~2025年9月21日(日)
【会場】東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
【開館時間】9:30~17:00 ※最終入場は閉館の30分前まで
※毎週金・土曜日、7月20日(日)、8月10日(日)、9月14日(日)は20:00まで開館
【休館日】月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)
【料金】一般:2,100円、大学:1,300円、高校生:900円、中学生以下:無料、障がい者とその介護者1名:無料 ほか
【問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
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★応募締め切り 2025年8月10日(日)必着
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