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【ジャーナル】戦後史探検──昭和20年代を歩く 第42回◎三山喬 トキワ荘と戦後マンガ(下)
手塚作品との接点の有無 「手塚治虫先生が(1989年2月に)亡くなられたとき、ボクはちょうど『少年サンデー』の仕事をしてました。編集部は手塚先生... -
【ジャーナル】放浪詩人、高木護が見た昭和◎澤宮優――第3話
前回の記事はこちら「放浪詩人、高木護が見た昭和◎澤宮優――第2話」 今年2025年は昭和でいうと百年に当たる。昭和前期、大正デモクラシーは軍部の台頭でかき消され、強烈... -
【フォトエッセイ】虫めづる奇人の回想◎小松貴――第79回/草食で大人しいニジュウヤホシテントウなのに
第79回 草食で大人しいニジュウヤホシテントウなのに 我が家でずっと利用し続けている、近所の無農薬貸し農園。今年の春に作付けしたジャガイモの出来具合を、つい先... -
【連載】嗚呼ワンコイン・パラダイス──どうしてこんなに愉しいんだろう!◎岡崎武志 第23回/やはり魂は細部に宿る
モースの悲哀を愛す ケーブルテレビの契約で、視聴できるチャンネルの中にCS「ミステリーチャンネル」があり、内外のミステリードラマを二十四時間放映し... -
【フォトエッセイ】草木を訪ねて三千里◎藤井義晴――第27回/美しく歩く姿は、なぜ百合なのか
第27回 美しく歩く姿は、なぜ百合なのか 今年も猛暑の毎日ですが、百合[ユリ]の花は負けずに元気に咲いています。 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合... -
【連載】大草原のつむじ風◎大西夏奈子 ——第78回/2025年の「ナーダム」スタジアムの熱視線
第78回 2025年の「ナーダム」スタジアムの熱視線 7月11日は、モンゴルの人びとにとって心浮き立つ日。 太陽が照りつけ、からり乾いた風が吹きつけるなか、国... -
【フォトエッセイ】日本の包み紙 Collection◎上ヶ島オサム――第16回/戦時国債の袋
第16回 戦時国債の袋 昭和12(1937)年7月7日の盧溝橋事件をきっかけに日中戦争がはじまると、当時の政府の主導で、戦争の勝利を目指す国民運動が展開される時代に入... -
【連載】続・マタギの村から◎大滝ジュンコ――第53回/極楽は過酷な仕事のあとに
第53回 極楽は過酷な仕事のあとに シナノキ樹皮の仕込みも終盤を迎える頃、一年で最も過酷な仕事「シナ剝ぎ」の日がやってきた。終盤に設定したのは、精魂尽きてもい... -
【連載】トイレ事情を歩く◎石川未紀(世界共通トイレをめざす会) 第10回/INAXライブミュージアム「トイレの文化館」で日本のトイレを学ぶ①
第10回 INAXライブミュージアム「トイレの文化館」で日本のトイレを学ぶ① 今回は、今年4月17日にオープンしたINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)の「トイ... -
【BOOKS】伊藤裕著/『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』◎松永裕衣子
なんと、臓器は若返る! 老化の原因を探り、健康長寿をめざす〝アンチエイジング〟医学。本書は日本抗加齢医学会の理事も務める内科医が臓器若返りの方法につい...