映画、小説、漫画やアニメなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」。山種美術館では2023年、画題となった土地や、画家と縁の深い場所を「聖地」とし、その土地が描かれた作品と、現地の写真をあわせて展示する「日本画聖地巡礼」展を開催し、好評を博した。
第2弾となる本展では、青森県・奥入瀬渓流の秋を捉えた奥田元宋の《奥入瀬(秋)》、京都府・椿寺地蔵院の五色八重散椿を取り上げた速水御舟の《名樹散椿》、定宿から見える京都の町家の光景を表した東山魁夷の《年暮る》をはじめ、実際の場所を題材とした日本画の名作を紹介する。また、今回新たに選んだ作品も多数登場。なかでも、皇居を中心に、東京を俯瞰する視点で描き出した山口晃《東京圖 1・0・4輪之段》は、同館の所蔵品となって以来、初めての展示となる。
前回は日本全国の「聖地」がテーマだったが、本展では日本だけでなく海外にも視野を広げる。中国・蘇州の水郷をみずみずしい筆致で表した竹内栖鳳の《城外風薫》、霧に包まれたイギリス・ロンドンのタワーブリッジを捉えた平山郁夫の《ロンドン霧のタワァ・ブリッジ》、晴天の下に立つエジプトのピラミッドを描いた千住博の《ピラミッド「遺跡」》など、世界の「聖地」をめぐる旅を楽しもう。

【会期】開催中~2025年11月30日(日)
【会場】山種美術館(東京・広尾)
【開館時間】10:00~17:00 ※最終入場は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日(ただし11月3日、11月24日は開館)、11月4日(火)、11月25日(火)
【料金】一般:1,400円 大学生・高校生:1,100円 中学生以下:無料 ほか
【問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
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