【info】【特別展】LOVE いとおしい…っ!―鏑木清方の恋もよう、奥村土牛のどうぶつ愛―

 私たちの身の回りには、さまざまな愛の形がある。恋人同士の燃え上がるような愛、親子や夫婦などの家族への愛、生まれ育った故郷への愛、身近な動物への慈しみの愛。また、最近よく耳にする「推し活」も、ひとつの愛の形といえるだろう。

 芸術のモティーフになった愛といえば、まず一番に思い浮かぶのが恋愛。鏑木清方は近松門左衛門作の浄瑠璃本『冥途の飛脚』に取材し、名品《薄雪》(福富太郎コレクション資料室蔵)で、悲恋の物語を格調高く表した。また、家族愛の視点では、愛娘の初節句を祝い描かれた速水御舟《桃花》をはじめとする親子の愛情にあふれる優品が注目される。

 郷土愛の感じられる作品では、川﨑小虎が故郷を夢見る子どもの姿を《ふるさとの夢》に表した。さらに、「目が楽しいから生きものを描くのが好き」と述べた奥村土牛の《兎》など、画家ならではの動物愛が表現された作品も多数紹介する。

 冬はクリスマスやお正月、バレンタインデーなどで、親しい人、大切な存在に接する機会もあることだろう。一年で最も愛が身近となる季節に、画家たちが多彩に描いた「LOVE」の作品を楽しもう。

※本文中の所蔵表記のない作品はすべて山種美術館蔵

奥村土牛《兎》 1947年頃 山種美術館
5組10名

【会期】開催中~2026年2月15日(日)
【会場】山種美術館(東京・広尾)
【開館時間】10:00~17:00 ※入館は16:30まで
【休館日】月曜日(ただし1月12日は開館)、年末年始(12月29日~1月2日)、1月13日(火)
【料金】一般:1,400円 《冬の学割》大学生・高校生:500円 中学生以下:無料 ほか
【問い合わせ】050 –5541–8600(ハローダイヤル)
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