中国四大奇書の一つとされる『水滸伝』は、北宋時代の史実をもとに成立した。小説の内容は、12世紀、徽宗[きそう]皇帝の治世を舞台に、腐敗した政権に不満を抱いた宋江[そうこう]率いる108人の豪傑が梁山泊[りょうざんぱく]に集うというもの。
日本に伝わった『水滸伝』は江戸時代に一大ブームを巻き起こし、オリジナルとは違った新たな物語や表現が生み出されていった。曲亭馬琴は葛飾北斎の挿絵で『新編水滸画伝』を出版、さらにその日本版ともいえる『南総里見八犬伝』を著し、その後多くの翻案作品も生まれた。
また、歌川国芳が描いた豪傑たちの錦絵は、彼の出世作としてよく知られている。現代でも、小説や漫画、ドラマ、ゲームなど、多彩なメディアで『水滸伝』のイメージが親しまれているといえるだろう。
本展では『水滸伝』に着想を得た作品とともに、物語が生まれた時代背景や世界観を、美術と資料を通して紹介。北宋~清の多彩な中国美術、および江戸~現代にいたるまでの日本美術を多角的に展観し、『水滸伝』の奥深い魅力に迫る。

【会期】2026年9月19日(土)~11月8日(日)※会期中、展示替えあり
【会場】東京ステーションギャラリー(東京・丸の内)
【開館時間】10:00~18:00(金曜日~20:00) ※最終入場は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日(ただし9月21日、10月12日、11月2日は開館)、10月13日(火)
【料金】一般:1,600円 高校・大学生:1,100円 中学生以下:無料 ※障がい者手帳等持参の方は、一般1,100円、高校・大学生900円(ともに介添者1名は無料)
【問い合わせ】 03-3212-2485
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