熊本藩主であった細川家には、日本の陶磁作品が数多く伝えられている。特に、茶の湯を愛好した細川家では、茶壺・茶入・茶碗などの「茶陶」が残されており、熊本藩の御用窯であった八代焼(高田焼・平山焼)でも茶道具が多く作られている。八代焼は、素地と異なる色の陶土を埋め込む象嵌技法が特徴で、幕府の使者への進物などに重用された。
また、永青文庫の設立者である16代の細川護立[もりたつ、1883~1970]は、同時代の工芸作家との交流が深く、大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎[かわいかんじろう、1890~1966]の支援も行った。寬次郎は、初期に中国の古陶磁をもとにした作品で注目され、後に「民藝運動」の中心人物となり、作風が大きく変化していった。
本展では、河井寬次郎の作品30点あまりによって作風の変遷をたどるほか、茶道具・八代焼に注目。河井寬次郎や八代焼を紹介するのは約20年ぶりとなる。また特別展示として細川護熙[もりひろ]・護光[もりみつ]の作品を紹介する。

【会 期】開催中~2025年4月13日(日)
【会 場】永青文庫(東京・目白台)
【開館時間】10:00~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日(2月24日は開館)、2月25日(火)
【料 金】一般:1,000円、シニア(70歳以上):800円、大学生・高校生:500円、中学生以下:無料 ほか
【問い合わせ】03-3941-0850
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