【特集】
誤字と脱字と私たち
「もちろん」と「もろちん」のあいだ
毎日見るもの、接するものの中で、人を人たらしめているのは文字ではないでしょうか。広告チラシ、新聞、雑誌、本、メール、LINEなど、メディアこそ違え、それは文字で成り立っています。
文字には、単なる情報もあれば、読み物もある。ですが一つ共通点があります。誤字と脱字です。印刷物の歴史は誤字・脱字の歴史といっても過言ではありません。「汝、姦淫する勿れ」が、あわれ脱字で、真逆を勧める聖書もあったとか(notの脱落)。
このように取り返しのつかない誤字・脱字もあれば、笑い話で済む誤字・脱字もあります。文字に携わる者たちはそれをなんとかゼロにしたいと奮闘していますが、でもなくならない。ウェブ媒体となった「望星」、自戒を込めたミニ特集です。
シリーズ「教育ってなんだ?」
通称よぎさんは、大学で日本語を学んだのがきっかけで1997年初来日。東京・江戸川区葛西の団地で息子を育てながら、大手銀行などに勤務、カレー店経営、江戸川区議会議員を2年務め、2022年からは茨城県高校の副校長、翌年には校長に。日本の教育現場で、日々奮闘しているよぎ校長に話を聞いた。
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編集部より
月刊誌という紙媒体だったものがウェブマガジンになるとどうなるのか? 不安と恐れが九割五分、期待と楽しみはわずか五分。悪戦苦闘の連続でした。ここにやっと公開にこぎつけましたが、見てもらいたいような、見てもらいたくないような。面の皮が厚いわりには弱気です。誤字・脱字には気をつけたつもりです。以後よろしくお見知りおきを。
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インフォメーション
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長野亮之介さんの個展
20年以上にわたって本誌の表紙を担当してきたイラストレーター・長野亮之介さんの個展「長野亮之介猫絵展8——天妄懐界旅絵日記」が11月25日(金)より開催されます。詳しくは公式サイトで。